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リレー走者の法則により前倒しされたタスクがある
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リレー走者の法則とは、CCPMにおける行動指針でタスクをバトンに例えた法則です。
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1.バトン(タスク)を受取ったらすぐに走り出すこと
2.ゴールに向かってまっすぐ走ること
3.ゴールに着いたらすぐにバトン(タスク)を渡すこと
4.タスクに着手したらそのタスクに集中できる環境を構築する -
これにより、計画フェーズから実行フェーズになった際に、バトンを受け取ればすぐ着手できるようタスクが前倒しされる場合があります。
さらに、タスクが前倒しされた事でリソース競合が発生する場合があります。
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- <問題点>
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リレー走者の法則により、タスクが前倒しされる事は問題ではありませんが、意図しない状態に見える事で、対応が必要と誤認されないようご注意ください。
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対象のタスクは、計画時より早い段階で対応可能なタスクとして表示されます。
また、タスクが前倒しされた事で、平行して同リソースのタスクが存在すると、リソース競合と表示されます。
ただし、優先順に従ってタスクを実行していく事で、リソース競合は自然に解消され、対応時期も計画時に近いタイミングになります。
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- <解決方法>
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リレー走者の法則によって前倒しされたタスクについて、特別な対応は必要ありません。
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図1のように、ガントチャート上の赤枠のタスクが、実行フェーズで前倒しされます。
前倒しされた事でリソース競合と表示されます。
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図1.例:リレー走者の法則によりタスクが前倒しされる